2013年11月2日土曜日

Flipped Classroom

大学院に通ってます、と言うと
「週に何回授業があるんですか」
とよく聞かれます。
「2回です」
と答えると、複雑な表情をされます。

いや、わかります。
わたしだって、事情を知らなかったら
週に2回しか授業がないなんて、怠け者なんじゃないかと思うと思います。

では、今週の授業のためにどれだけ自習したか、書いてみます。

<火曜日の授業3時間のための予習>
1.主要なコーパス6つの規模とデータの性質を調べて表に書き込む。
2.教科書(13ページ)と論文(17ページ)を読んで、初めて知った考えを2つ書き留めておく。
3.論文(24ページ)を読んで、このアクティビティを自分の授業にどう取り入れるか考える。
4.ウェブサイト4つと、そのリンク先に飛んで、自分に役立つコーパスの使い方を考える。
5.コーパスを使った教室での活動を考える。
  (1)活動の目的を明らかにする。
  (2)手順を書く。

<火曜日の授業のフォローアップ活動>
1.コーパスを使った教科書のアクティビティに取り組む。
2.論文の抜粋(8ページ)を読む。
3.コーパスを使った授業案をMoodleにアップする。
  クラスメートの授業案少なくとも2つにコメントする。

<水曜日の授業3時間のための予習>
1.ピアジェとヴィゴツキーに関するビデオを見て、二人の相違点をメモする。
2.教科書を1章読んで、メモをとる。6つの点について自分の考えをまとめておく。
3.論文(40ページ)を読んで、5つの点について自分の考えをまとめておく。

書いているだけで、疲れが襲ってきました。
まだ終わっていない宿題があることにも気づきました。

こんな風に、授業と自習の比率が逆転した授業形式のことを
Flipped Classroom
と言うんだそうです。
今日はじめて知りました。
親切に教えてくれたアメリカ人のMさんは、顔はこわいけどいい人でした。

2 件のコメント:

  1. 日本語では、反転授業といいますよ。 ちょっとしたブームみたいです。
    でも、自習が前提の授業ですから、小学生にあうのか(あるいはもともと自律的学習が苦手んな学習者には)疑問、という声をよく聞きます。

    ポップアップではないのですが、キンドルでわからない単語をそれこそ反転させると意味が出てくる機能を使っちゃうともうやめられないですね・・・ あと、調べ物もPCがなかった時代の方々(私の年代で直でアカポスの方々はみなそうだと思う)はどうやって論文を書いたんだろうと想像すると、頭がくらくらします。

    あ、やっと、抱えていたものが終了したので例のお返事これから書きますね。

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  2. なるほど、反転授業ですか。わかりやすいですね。今のところ、5人の教授の授業を受けましたが、全員が反転授業風であるものの、そのうちの1人の授業は(アメリカ人クラスメートによると)「ほぼ完全に反転授業」だそうです。わたしが落ちこぼれたコーパスの授業です。生徒はキツイです。確かに日本の小学生は無理にしても、大学生だって、これをこなすのはどうでしょう。バイトしてる暇もサークル行く暇もない、という感じでしょうか。確かにすごく勉強になりますが。。。

    キンドルって便利なんですね。もう避けては通れないかな。とりあえず、パソコンでキンドルもどき環境を作っています。昨日は、Endnoteというソフトのことを教わりました。読んだ資料をなんでもかんでもデータベースに入れておけば、参考文献もボタン一つで好きな方式で並べられるということです。こういう省力化は大歓迎です。

    メールありがとうございます。じっくり読ませていただきながら、明日のdissertationの課題に取り組みたいと思います。

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