2014年5月22日木曜日

Plagiarism

プレージャリズムという単語、恥かしながらロンドンに来るまで
聞いたことがありませんでした。
しかし、オリエンテーションで、授業で、ライティングセンターで、
何度も何度も聞くたびに、研究者にとってこれほど気を付けなければいけない
言葉はない、と思うようになりました。

plagiarism= 盗作、盗用

課題や論文に盗作、盗用が見つかれば、それが学内であっても大問題になります。
びっくりしたのは、自分が過去に書いた文章を引用する場合でも、正式に
引用しないと(何の断りもなく書き写すと)self-plagiarismになるのです。
そのくらい厳しいです。

さて、どのくらいの長さを超えて書き写すと「盗用」になるかというと、
一般には連続3語を超えると、どこから「引用」したか書かないといけないし、
書かないと「盗用」と言われます。

今日、この「盗作、盗用」を調べる無料ソフトを紹介してもらいました。
二つの文章を比べて、どのくらい一致しているか調べるものです。
自分が書いた文章と、参考にした文章を比べて調べることもできますし、
誰かに盗用されたのではないかと思った時に調べることもできます。
(話題の小保方論文も、同様のサイトhttp://difff.jp/で盗用が発覚したと言われています。)

試しにやってみた結果です。↓
これ、自分のレポートの一部の、修正前と修正後を比べたので
一致部分が多いのは当たり前なんですが(笑)
やっぱり「こんなに盗用してますよ」という結果が出るとドキッとしますね。

違うんです!これは試しにやってみただけなんですっ!

2014年5月14日水曜日

3ポンドの親切

今日はお隣の大学の図書館に用事があったので、ついでに
カフェテリアにも寄ってみました。

すると、わたしの2つ前に並んでいた男性が、会計で何か困っています。
どうやら、代金を支払おうとして出したお札を、レジで断られたようなのです。
外国のお札だったのでしょうか。
東欧っぽい雰囲気の学生さんだったので、ユーロとか?
他のお金は持っていなかったようです。
レジの人は、銀行で両替してもらえるよ、と言っています。

その男性が、食べ物の乗ったトレイとともに動けなくなっている間に、
わたしの1つ前の女子学生が、支払をしました。
なんと、2人分も。。。

その女子学生と、男子学生は、知り合いだったようには見えません。
でも、同じ大学の学生が困っているのだから、
温かい食べ物を温かいうちに食べられるように、と思ったのでしょう。
口下手な男子学生は、小さい声で何度もお礼を言っていました。

なんて恰好いいんだ。。。

たかが3ポンド(約500円)だけど、わたしだったら知らない人のために
さっと出してあげられるでしょうか。
何だか、すごく考えさせられました。
そして、温かい気持ちになりました。
ノブリスオブリージュって、こういうことを言うのかな。

2014年5月1日木曜日

やる気の出し方

先日、旅行から帰ってきてから風邪を引いてしまい、頭に靄がかかった状態で
どうにも集中できないので、スーパーバイザーにお願いして、literature reviewの
ドラフト提出日を遅らせてもらったのです。

その時点で、提出日まで1週間を切ってました。
ドラフトは「最低5000ワード」と言われていましたが、1ワードも書けていません。
2週間ぐらい延ばしてもらえないかな~♪ と期待していたのですが、
JG先生は優しいけど甘い人ではありませんでした。
延期してくれたのは1週間。
つまり、2週間で5000ワード書かないといけなくなりました。
もう甘えることはできません。
ここで、やる気が一段階アップ。

今日、ちょっと悔しいことがありました。(ここに書けませんが)
見返してやる!!
これで、やる気がもう一段階アップ。

さらにもう一段階アップさせるには、どうしたらいいでしょうねぇ。
遊びの予定でも入れてみましょうか。

私のやる気は、自分の内側からは出てこないようです。
内側から出てくるやる気は、専門用語でintrinsic motivation.
わたしに有効なのは、extrinsic motivation ですね。