2014年8月23日土曜日

Dissertationを製本に出した!


本日、印刷所にDissertationのデータを提出。
ギリギリですが、日本に帰国する前に自分の手で修論を出せる見込みになりました。
イギリス国外にいる人のために、代わりに提出してくれるサービスとか、
友達に頼むとかも考えたのですが、やっぱり自分で出せるのが一番。

覚えているうちに、昨日やったことを書いておきます。

・ 朝、Proofreadingが全部返ってくる。
・ 本文の手直しをする。(主に文法的なことだけど、内容に関わる部分もある)
・ 最初から最後まで読み直し。(音読していたら声が枯れたので、途中から黙読。笑)
・ 章番号の統一。(Chapter 1 とするか、1.とするか。センタリングするか。文字の大きさ。太文字にするか。タイトルの後、一行空けるか、等)
・ 英米表記の統一。(結局全部はできなかったけど、スペリングanalyze/analyse、コンマの位置 A, B and C/A, B, and C、など。)
・ 研究の参加者のことをinformant (supervisorはそう呼んでいる)と呼ぶか、participantと呼ぶか。最後まで迷った末に、participantに統一しました。
・ 行間隔を最後から最後まで統一。(途中で変わっていたりしたので、見直してよかった)
・ 参考文献の見直し。(これが大変だった。文献管理ソフトMendleyは、同じ著者が同じ年に書いたものはアルファベット順にa, b,と振っているのに、大学の基準では本文に出てきた順にa, bとするようになっているのです。Bibliographyを手で直して、本文も手で直しているうちに、Bibliographyが自動で元通りになっちゃったりして、本当に困りました。)
・ 本文とAppendixの切り離し。本文の参考文献とAppendixに入れたプロポーザルの参考文献が互いに影響しあって、思いがけないことになってしまったので、別々の文書にして、ページ番号だけつながるようにしました。
・ ワード文書をPDF化する。二つのPDFファイルを一つにつなげる技術はないので、本文のワードファイルとAppendixのワードファイルを一つにつなげた後、すかさずPDFに変換しました。全部見直して、おかしなところがないか、確認します。
・ PDFファイルを印刷所に持って行って、印刷と製本を依頼する。(←今ここ)

全部で74ページになりました。
できあがりが楽しみです。

2014年8月21日木曜日

double spacing って?

修論も最終段階。
Proofreading が明日戻ってくれば、明後日には印刷・製本に出せるかな、という感じ。
本当はLiterature Reviewを書き直したほうがいいと思うのだけど、
もうそんな余裕はない!

ここに来て、意外と時間がかかっているのが、スタイルの統一です。
文字の大きさやフォント、余白、ページ番号、セクション番号、参考文献、単語のスペリングをイギリス式にするかアメリカ式にするか、等々。

今日、困ってしまったのは、double spacingにするように、という指示です。
要するに「一行おき」に書けばいいんでしょう、と思っていたけど、調べてみたら
日本語ワードファイルでは正確なdouble spacingにできないのだそうです。

あわてて大学の図書館のコンピューターでdouble spacingの白紙の文書を作って、
これまで書いたものを貼り付けていきます。
それでも、次々と疑問がわいてきます。
段落と段落の間は、どれくらい空けたらいいのでしょうか。
もうちょっとジタバタしてみることにします。

2014年8月19日火曜日

修論提出までのドタバタ

わたしのコースの修論提出日は、9月1日です。
このターゲットに向かって、着々と書き続けて、すでに提出し終わった人もいます。
かと思えば、わたしのように、この土壇場で「あれもやってない、これもやってない!」と騒ぎ出す人もいます。(汗)

反省しつつ、これまでやってきたことを、覚書しておきます。
ちなみに、まだ提出してませんので、今もドタバタの最中です。

1月中旬:Dissertation Proposalを提出する。2500ワードと言われていたのに、半分も書けなかった   が、とにかく出す。
2月:Supervisorが決まる。リサーチの参加者を探す。Supervisorと面談。アウトラインを提出。
3月初旬:Ethics Formを提出。Information Sheet, Consent form, Interview scheduleを作る。
3月下旬~4月中旬:6人にインタビューしてデータ収集。
5月:Chapter 2 Literature Reviewを書く。約5000ワード。
6月:インタビューを書き起こす。データ分析をする。必要箇所を英訳する。
   
7月:Chapter 4 Data Analysisを書き終わる。約1万ワード。長すぎるので少し削る。
8月:Chapter 3 Research Design, Chapter 5 Conclusion, Chapter 1 Introductionを書く。
   訳がわからなくなってくる。
   Table of Contents, Abstract, Acknowledgementを書く。
   製本に足かけ3営業日かかることを知り、あせる。
   余白の設定。行間の設定。タイトルの書き方。ワードファイルをPDFにすることなどを知る。
   Proposalを書く。Proofreadingが返ってくるのを待つ。(←今ココ)
   最後の書き直し、読み直しをして、PDF化して、製本に出す。
   ハードコピーと電子データを提出する。

こうして書いてみると、8月に入ってからの作業量が異常なのがわかります。笑
最後にProposal2500ワードを書くというのも、なんかおかしい。
そもそも、修論本体も先頭から書いていないので、たぶん辻褄があいません。
でもとにかく早く提出したい!!

2014年8月13日水曜日

量的分析と質的分析

今日は修論スーパーバイザーとの最後の面談でした。
いろいろ有益なアドバイスと温かい言葉をいただいて感激!だったのですが、
中でも目から鱗だったことを、忘れないうちに書いておきます。

代表的な研究手法に、量的分析と質的分析があります。
わたしの修論は、インタビューで集めたデータを分析するので質的分析です。
今日のお話は、わたしがイントロダクションにうっかり"reliability"という言葉を使ったことから始まりました。

J先生によると、reliabilityというのは量的分析の言葉なのだそうです。
これに対して、質的分析で大切なのは、plausibilityとtransparencyです。
Qualitative studyの読者は、データ一つ一つの信頼性(reliability)を見るわけではありません。
最初から最後まで読んで、結論は信頼に値するかどうか(plausibility)を判断するのです。
そのために大事なのは、一つ一つの手続きを明らかに(tranparent)することです。
どうやって参加者を集めたのか。データはどうやって分析したのか。どうしてそういうことが言えるのか。どうやって裏付けをとったのか。
そういう、ていねいな説明が、plausibilityを上げ、ひいては研究の信頼性を高めるとのことです。

これまでアドバイスされたことが、一つにつながった気がしました。