2014年3月15日土曜日

Interview Scheduleは予定表にあらず

前回、必要な書類は全部スーパーバイザーに送ったと書きましたが、
送ったはずのInterview Scheduleを作ってください、と言われてしまいました。

どうして、そんなことになったのか?

JG先生からのメールをよーく読んでみて、誤解がわかりました。
わたしは、Interview Scheduleというのは文字通り「インタビューの予定表」だと思って
○月○日に△△さんにインタビューする、という計画を出したのですが、
そうではないんですって!

Interview Scheduleとは、インタビューでどんな質問をするかということなんだそうです。
わたしの場合は、semi-structured interviewにする予定なので、すべての質問を考えておく
わけではありませんが、それでも必ず聞く質問を決めないといけません。

今日のミーティングでは、そのInterview Scheduleを持って行って、先生の意見を求めました。

JG先生、優しいと思っていましたが、今日はちょっと厳しめでした。

先生「インタビューは、いつから始めますか」
私「えっと、Ethics formにサインをいただけたので、来週から始めたいと思います。」
先生「Literature Reviewは、いつから始めますか」
私「(しまった、インタビューとLiterature Reviewは同時進行と言われていたんだった!)
  えーっと、来週はちょっと難しいので、再来週に始めたいと思います。」
先生「では、再来週の水曜日に、Literature Reviewのアウトラインを持ってきてください。
   それを見ながら、構成を話し合いましょう。」

うひゃー、来週は遊びの予定をたくさん入れてしまったのにー。
遊んでいる場合ではありませんでした。
でも、わたしのような性格の者は、次から次へと締切を作ってもらったほうがありがたいです。
ありがとうございます、JG先生。(涙)

2014年3月3日月曜日

研究を始める前の手続き

コースワーク提出のドタバタ騒ぎも終わり、ちょっとほっとしたら
いつのまにか1週間も経ってしまいました。
いけない、いけない。
修論を始めないといけません。

J先生と約束した最初の締切は1週間後。
何を出すかというと、

1. Interview Schedule
  (インタビュー協力者を探して、インタビューのスケジュールを立てる)
2. Ethics Form
  (大学の倫理規定に則って計画を書く)
3. Information Sheet
  (自分の計画の概要を協力者に説明するための書類)
4. Consent Form
  (リサーチへの参加承諾書)

です。

1.は、有難いことに、お願いしたみなさんが快く引き受けてくださって、感謝、感謝です。
いいお友達に恵まれたなー。しみじみ。

大変だったのは、2.です。
教授から話を聞いたときは、何か書類にサインすればいいのかと思っていたのですが、
そんな簡単な話ではありませんでした。
全部で7ページにわたって、研究の概要、協力者の個人情報や匿名性を守るための手段、
その他の潜在的リスクについて詳しく書かなければなりません。
関連するガイドライン(BERA: British Educational Research Association's Ethical Guidelines)
もしっかり読みました。
これは、イギリスだから特別厳しいのでしょうか。日本でも同じでしょうか。

3と4は、大学にもフォームはあるのですが、そのままでは使えないので、自分で考えて
アレンジして作りました。
先日、別な教授のリサーチに参加した時にいただいたInformation Sheetが、とても参考になりました。
つくづく思ったのは、もし子供をリサーチの対象にしていたら、この数倍大変だったろうなぁ
ということです。
なにしろ、保護者や学校の許可が必要ですし、子どもにもわかるように、研究の趣旨を噛み砕いて
説明しないといけません。
自分でもちょっと、楽な道に逃げているような気もしないでもないのですが、わたしクラスの
超初心者にとっては、これでも一歩一歩、手さぐり足探りしながら歩いているような感じです。
教授にメールを送って、ほっと一息つきました。